80光年のヴァンライフ:8_最後
80光年のヴァンライフ、
最終回です。
楽しんで読んでくれていた方がどのくらいいらっしゃったかは不明ですが、自分を表現することこそ人間に与えられた最高級の喜びだと思うので、最後までアップロードできたことだけでも感激です。
そして、開いてくれてありがとう!
短いけど、落ちがないのもさみしいので、最終回です~。
次はどんなの書こうかな。
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猫の脳へ埋め込まれた送信機から猫の施行を読んでいた政府軍は、指示された座標へと先回りしていた。
私たちが彗星生命体の指し示す座標へとたどり着いた瞬間、レーザーでその存在を抹消しようとする。
だがしかし、座標にたどり着いた瞬間、レーザーは飛び込んできた彗星によって間一髪を得る。
あたりはダストとイオンの破片に包まれて、光り輝く美しい静寂が私たちを包み込んだ。
次の瞬間、座標のど真ん中へ猫とレコーダーが重なったとき、素晴らしい音楽がどこからかなり始める・・・・
なんと、ヴァンの中のつまらなかったはずのすべての計測器とがらくたが、楽器になって音楽を奏でたのだった!
そして、その音楽を通して、私たちは彼ら彗星生命体からのメッセージを、言葉や視覚を超えて感じることができた。
彼らのメッセージは、愛に満ち溢れていた。
彼らは、人類に、愛を伝えたがっていた。
彼らは、人類が罪を犯したとき、踏み誤ったとき、疲れ切ったとき、成功を収めた時、罪を償ったとき、愛を伝えたがっていた。
この宇宙はもっと、美しいということをただ伝えようと、灼熱の太陽へとその身をなげうっていたのだった。
私はその音楽にのせ、スペースOOOを奏でた。私はそれを、オープンリールに録音した。
私はのリールに、
”ゴールデンテープ”
と書き記し、地球から私のたどってきた航路を・・・つまり、ヴォイジャーのたどってきた航路を逆向きにたどらせたのだった。
私の旅は、まだまだ続く。